商品・サービス

売れる商品・サービスを探し続けていませんか?

「これから売れる商品はどんなものでしょうか?」

「売れるサービスにするためにはどうしたらいいでしょう?」

という質問をいただくことがありますが、

この「売れるものを考える」

という発想はとても危険です。

そんな売れるだけを考えている人は、

お客様が喜ぶだろうとあれやこれやと

付加価値をつけていきどんどん複雑に

してしまいます。

飲食店のコンサルティングが専門なのに、

facebook集客、アメブロ集客の専門家と、

得意分野を増やしていけばお客は喜ぶと

勘違いしている人がいます。

しかし、お客はそんな複雑なものなんて

求めてはいなんですよね。

ちなみに、携帯電話で一番売れたのは

どんなものだったかご存知ですか?

それは、富士通の『らくらくホン』で、

今までに約2,200万台も売れているんです。

他機種は、ワンセグ、防水などの数え切れない

くらいの機能を追加してきましたが、

お客が選んだのは多機能携帯ではなく、

シンプルならくらくホンでした。

らくらくホンは、シニア向けの商品で

携帯の文字が小さくて見えない

ボタンが小さくて押しにくい、

声が聞き取りにくいという悩みが

全て解決できる携帯なのです。

だから、らくらくホンは文字が大きく

ボタンが大きく、声が聞こえやすい

そんなシンプルな機能しかありません。

きっと、らくらくホンがシニアの悩みを

調べることなく商品作りをしていたら、

他社と同じような多機能携帯電話を作り

ヒット商品にはならなかったでしょう。

この事例からもわかるように、

商品やサービスを先に見つけてきて、

それを売れるように考えるのではなく、

お客の悩みを調べてください。

まずは、自分がやりたいことではなく、

お客が本当に求めているものに一点集中

これが大事なことなのです。

きっと複雑な商品、サービスではなく

もっとシンプルなものをお客は求めて

いるからです。